【8/11(祝)10:00】身近なギモンを算数・数学で解決!マスマジシャンの自由研究 -自由研究フェス!2022

連載「めざせ!マスマジシャン」でおなじみ、マスマジシャンこと桜井進先生が教える自由研究講座!

この講座では、桜井先生が審査委員を務める「算数・数学の自由研究」作品コンクール(一般財団法人 理数教育研究所主催)の実際の作品テーマを例にあげながら、身近な問題をテーマにして、算数・数学の自由研究にするコツをレクチャーするぞ。

たとえば、文学が好きな人なら『走れメロス』のメロスの速さを計算してみる、歴史が好きなら「黒田官兵衛の水攻め」を数学でシミュレーションしてみる、ゲームが好きなら「なぜジャンケンは3種類なのか」を検証する……これらはぜんぶ、これまでコンクールで発表された自由研究。

さあ、キミならどんな問題を設定して、算数・数学で解き明かすかな? 算数・数学を駆使して、キミならではのおもしろい自由研究にする秘訣を紹介しよう。

講座の後半では、みなさんからの質問・相談に答えていくよ!

■日時
2022年8月11日(祝)10:00~11:30

■講師
桜井進先生(サイエンスナビゲーター®)

■対象
 小中学生を対象としますが、高校生以上の方もご参加いただけます。また、ご家族で一緒にご参加いただくことも可能です。

■参加方法
①コカネットプレミアム(DX)会員は参加無料【先行受付中】

コカネットプレミアム(DX)会員にご登録の上、以下のフォームより受講したい講座を選択してお申し込みください。全6講座すべて無料でお申し込みいただけます。

【お申し込み締切2022年8月1日(月)】※定員100名になり次第、受付終了となります。

② 8/11(祝)の1日参加チケット5,500円(税込)をご購入【7/1より受付開始】

 KoKa Shop!にて8/11(祝)に行われる2講座を受講できる参加チケットをご購入ください。

【お申し込み締切2022年8月1日(月)】※定員100名になり次第、受付終了となります。

https://www.kodomonokagaku.com/experience/41223/

華氏温度と摂氏温度

子供の科学
2022年5月号

好評連載中
めざせ!マスマジシャン

LESSON73

100度のお風呂に入れる!?

温度は物理・化学の分野ですが
華氏温度Fと摂氏温度Cの関係が数式で表されます

これを読んでいただくと
アメリカ・イギリスで使われている華氏温度F
がどのような定義なのかがわかります

はじまりは1?それとも0?

2022年4月号
子供の科学
連載 めざせ!マスマジシャン
LESSON72
はじまりは1!
それとも0!

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Pythonコーディングは0スタートが基本
日経ソフトウェア 連載中「線形代数をPythonで学ぼう」
ベクトル・行列は数学の作法ではナンバリングは1スタート
Pythonに翻訳するには0スタートに変換する必要
これがなかなか慣れない
コーディングはいつも頭の体操

子供の科学 小2読者の声

2022年3月号
子供の科学
読者のページ
KoKaひろば
に読者の声が紹介されていました

2022年3月号で連載はLESSON71
来月号で丸6年になります

小学2年生の方にも読んでもらえていること
うれしいです

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帽子の色は何色?

好評連載中 子供の科学2月号
めざせ!マスマジシャン

LESSON70
帽子の色は何色?
論理パズルに挑戦②

論理パズル第2弾は有名な帽子の色の問題
さまざまなヴァリエーションがあります
そのうちの1つです

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【連載:子供の科学】ゴールドバッハ予想

子供の科学 2021.11月号
好評連載中
めざせ!マスマジシャン
LESSON67
素数マジック
ゴールドバッハ予想

binary Goldbach 予想 6以上の偶数は全て、2つの奇素数の和として表されるだろう
ternary Goldbach 予想 9以上の奇数は全て、3つの奇素数の和として表されるだろう

前者がいわゆるGoldbach 予想

binary、ternaryはそれぞれstrong、weakとも呼ばれるが本稿ではメインの表記にはしなかった
もちろん日本では強い、弱いがよく使われる(というか、ほとんどそうである)のでそうとも呼ばれると記述はしておいた

binary(2つ組)、ternary(3つ組)の方が誰にもわかりやすい
ましてや初心者にとってはなおさら

強い、弱いは悪くはないが数学を知らない人には「なぜそう呼ぶのか」と思わせてしまう
なので3つ組ゴールドバッハ予想の表記をメインにした

1000000 = 567107 + 432893
987653 = 493877 + 246937 + 246839
の例は当てずっぽうではわからない
Pythonでコーディングしてもとめた

binary Goldbach予想は未だ未解決
ternary Goldbach予想は2013年に
Helfgott,H.A. and Platt,Numerical verification of ternary Goldbach, preprint;arXiv: 1305.3062.
によって完全に証明が完了した

binaryはternaryよりも難しいのでそれぞれstrong、weakと呼ばれる

定理1(Helfgott、2013)
10^{30}(31桁)以上の奇数は全て3つの奇素数の和である。
Helfgott,H.A.,Major arcs for Goldbach’s problem, preprint; arXiv:1305.2897.(133ページ)
Helfgott,H.A.,Major arcs for Goldbach’s problem, preprint; arXiv:1205.5252.(79ページ)

定理2(Helfgott and Platt)
9\leq N\leq 8,875,694,145,621,773,516,800,000,000,000(>8\cdot 10^{30}\;31桁)の奇数Nはすべて3つの奇素数の和である。

以上定理1と定理2から、次がただちに従う。
定理3
ternary Goldbach予想は正しい。

一般Riemann予想
Helfgottによる、3つ組ゴールドバッハ予想の証明で興味深いのはリーマン予想との関係である

定理4(Zinoviev、1997)
DirichletのL函数に対する一般Riemann予想が正しければ, 10^{20}以上の全ての奇数は3つの奇素数の和である。

Helfgottは一般Riemann予想の条件をはずしてもternary Goldbach予想が成り立つことを証明した
Helfgottの定理1の証明には前述した133ページと79ページのプレプリントの他にHelfgottによる一般Riemann予想をチェックした論文も必用である
いつの日にかそのことを子供の科学の連載で紹介できる時を楽しみにしている

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